ヒッチピンに引っ掛けた弦を正しい位置に押さえる
アグラフのない部分は弦の位置を揃える
弦をはじきながらテンションを上げる(チッピング)
チューニングピンの高さを揃える
弦の巻口を揃える
巻口を美しく揃える
完成
完成
1925年製GROTRIAN STEINWEG グランドピアノ2m20
張弦の仕上げをしています。
正しい位置に弦が収まるよう、そして美しく揃うように、細かい部分の仕上げです。
弦を張る時にはテンションの緩い状態で張るのですが、全部張った後に一気にテンションを上げ、本来の張り具合に近い状態にもっていきます。
最初にテンションを上げる時には、鉄骨にかかる負担が偏らないよう、全体を万遍なく少しずつ上げていきます。
張ったばかりの新しい弦は徐々に伸びて、最初のうちは上げても上げても下がりますので、何度もチッピングを繰り返し行い、徐々に安定させていきます。
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